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ぬいぐるみの癒し効果・オキシトシンと依存症について

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ぬいぐるみの癒し効果について

ぬいぐるみは、声も発しなければ否定もしないので、自分のすべて受け止めてくれる、愛らしいアイテムです。そして大きな癒しをもたらしてくれます。こういったメンタルをサポートしてくれるぬいぐるみの癒し効果について色々と調べてみました。

ぬいぐるみは自分自身!?

ぬいぐるみをハグすると、心が安らかになり、癒されている感じがという方は多いのではないでしょうか?なぜそのような癒し効果が得られるのでしょうか?

ぬいぐるみに自分自身の寂しさや不安、いたたまれなさを投影して抱きしめることで、「自分で自分の心を抱きしめて癒す」といった感覚があると言われています。自分自身の存在を認め、優しくすることで癒し効果を得ているというわけです。

抱きしめながら自分と向き合うことで、自分自身の悪いところを認め、それでも自分らしく生きていこうとするための活力を生み出します。よって、精神的な疲労やうつ病等にも一定の効果があります。

オキシトシンという幸せホルモンが分泌される

人間は、人と触れ合うことで『オキシトシン』という幸せホルモンを出す、ということが知られています。人と出会えなかったり、触れ合うことができなかったり、オキシトシンが出る状況が少なくなっている場合は、ぬいぐるみを見て、話しかける、抱きしめることでも、オキシトシンが出て、不安感や孤独感が和らいだり、ストレスが緩和したりすることに繋がります。

オキシトシンとは

これは心に安らぎを与え、気持ちを前向きにしてくれるホルモンです。もともとは出産や子育ての際に分泌される物質として有名でした。愛情や穏やかなふれ合いの中で生み出されるホルモンで、気の許せる相手であれば、対象は友達や同僚など家族以外でも大丈夫です。アメリカの大学からは、困っている人を助けた際にオキシトシンが大量に分泌するという研究結果も発表されています。セロトニンやドーパミンとともに、3種類の幸せホルモンと言われております。

睡眠への良い効果

ぬいぐるみを抱きしめて寝る場合には、上記の理由で、不安やストレスを解消しながら、睡眠に入ることができる為、睡眠に良い効果を与えると言えます。また、自然な姿勢で体を預ける事ができるため、ぬいぐるみは、精神的にも姿勢的にも理にかなった睡眠アイテムいうことができます。

最近では、赤ちゃんの呼吸の動きをぬいぐるみで再現したものや、動物の呼吸の動きを再現したぬいぐるみも登場しています。これらぬいぐるみは、呼吸と同調している為、より自然に眠りやすい状態を作る事ができるようです。不眠症の方はぬいぐるみテラピーを体験してみるのもよいかもしれません。

病気の罹患リスクを減らす

ぬいぐるみをハグすることでオキシトシンの分泌が促進されますが、これによって病気の罹患リスクを下げることもわかっています。カーネギーメロン大学の研究では、たくさんの健康な成人に、2週間、毎日の活動内容やハグの有無、人間関係のトラブルがあったかなどをヒアリングし、そのうえで被験者を意図的に風邪のウイルスにさらすことで、病気への耐性を調べてみました。

その結果、人間関係トラブルの有無は、病気の罹患リスクと無関係だったものの、ハグをした人は罹患リスクが減少していました。さらには、「頻繁にハグ」をしていたオキシトシンレベルの高い被験者は、重度の症状には至らなかったという結果も明らかになっています。また、実験前と比較して血圧の安定や心臓機能の向上が見られました。

ぬいぐるみが好きな人は、積極的にハグすることで、罹患リスクを減らすことができます。

ぬいぐるみ依存症について

一般的に、大人がぬいぐるみと一緒に寝ていることは、恥ずかしい光景かもしれません。大人は、子供と違い、自分の孤独感・寂しさ等の精神状態をコントロールできているはずと多くの人は思っているからです。個人的には、大人が適度にぬいぐるみの力を借りるのは、むしろよいことではないかと思います。ただこれが依存症のような状態になるとよくないのではないでしょうか?このぬいぐるみ依存症について調べてみました。

どのような状態が依存症?

「依存」を辞書で調べると、「他のものによりかかり、それによって成り立つこと。」とされています。ですので、「ぬいぐるみ依存症」とは、ぬいぐるみがないと、精神的に、成り立つことができない、普通ではいられないという状態のことをいうのではないでしょうか?

一般的なぬいぐるみ好きは、ぬいぐるみを愛おしいと思う気持ちを持っていますが、ぬいぐるみがそばになくても、日常生活を不安なく過ごすことができます。それに対して依存症の方は、ぬいぐるみがないと、不安感が増大し、正常な生活を送れないのではと思います。この線引きは難しいかもしれません。

これはぬいぐるみに限らず、ギャンブル依存症、恋愛依存症等の一般的な依存症と同様かと思います。あくまでも、「自分をコントロールをするのは自分!」、けれども、弱った時は、ぬいぐるみと一緒にメンタル回復を図ろう位の気持ちで、ぬいぐるみと付き合うのが適切なのではないでしょうか?

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