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自分の考え・意見が持てない原因とそれを改善する方法

何かを議論している時に、意見を求められることがあります。そういった時に、ぱっと意見が思いつかなくて困ることがよくあります。どうして、何も出てこないのか、考えようとすればするほど、浅はかな考えしか浮かんで来ず、情けない気持ちになります。今回は何が原因なのか、どうすれば自分の考えや意見を持つことができるのか?について考えてみました。

目次

自分の考えが出てこない原因

考えようとすればするほど、頭が真白になった経験をたくさんしてきていますが、具体的に改善をしようと思考をめぐらすこともせず、なんとなく今まで生きてきました。こんな人生は嫌だと思ったから、色々と考え、調べていますが下記がざっくりとした原因かなと思います。

話の内容を理解できていない

そもそも、話しの内容や流れを、構造的にポイントを押さえて理解ができていない可能性があります。したがって、議論や話の内容を、表面上の言葉でしかとらえることしかできていないということです。

表面上の情報で判断するため、理解力や読解力に乏しくなるので、自分の考えを出すことができないのです。この部分は永遠の課題ですね。頭の出来が悪い場合は、どうすればよいのだろうか。。。

心配性が影響

自分の意見が間違っていたら・・・という心配性がたたり、失敗を恐れるあまり、頭の中がパニックになり、正常なインプットができなくなってしまうこともあります。

また失敗を恐れていると、新しい物事にも挑戦できず消極的になり、物事に対しても自信をもって取り組めず、新しい経験や知識を得る機会を自分から持とうとしないということです。

失敗しても、失敗から学べることはたくさんありますし、失敗は、自分の思考力を育てることができ、自分の軸を作ることができるのに、もったいないですね。

知識・経験が乏しい

議論をする時に、その議論に関するジャンルの知識がない、話しになりません。自分の知識や経験が乏しいと、会話の引き出しが少なく、会話が広がらない為、根拠や事例を用いた自分の考えをアウトプットすることが難しくなります。

知識・経験が乏しくなる理由
今が良ければいいという人は、自分から新しいことを始めたり、勉強したりしようとはしません。面倒だったり、失敗が怖いなど色々な理由から、現状に満足してしまっているのです。したがって、社会人になっても同僚に負けない、常に上を目指そうと言った向上心・知的好奇心に欠けています。向上心・知的好奇心に欠けていると、「考える力」を発揮する機会を逃し、考える力を発揮できなかった結果、他人からの表面上の情報をうのみにしてしまい、誤りに気づかず大きな失敗をしてしまうこともあるでしょう。

自分の考え・意見に責任を持ちたくない

自分に自信がなく、自己肯定感が弱い為、周りの意見が正しいと思い込んでしまうことも原因かと思います。その為、誰かが正しい答えを出してくれるという価値観が染みついている為、自分の考えを放棄しがちな状態になりがちです。そして、人の意見に振り回されてコロコロと言動が変わり、周囲の信用を失いかねません。

しかし、今の時代、何が正解かは分かりません。立場・角度により考え方は様々であり、正解は一つではありません。日本人は、どうしても無意識のうちに「正解の意見」を考えがちで、結果として、自分の考え・意見を出すことができないことも背景にあるのかもしれません。

改めた方が良い考え方

周りと自分は違う=自分は間違えている
周りと同じ=正解

自分の考え・意見を持つにはどうすればよいか

能力・性格・習慣等の様々な問題が複合的に絡み合っている現状が、自分の考えが出にくい状態を生み出していると思いますが、どのように改善をしていけばよいでしょうか?色々と調べてみました。

自分軸を持つ

向上心や知的好奇心を持つこと、その為に自己研鑽への意識を高める、ここが重要かと思います。そして、知識習得や経験を積み重ねることが、自分軸を作ることに繋がります。

自分軸優位な人
「自分は意向・存在意義は?」という思考をもって行動している人です。人からの評価はあまり気にならず、自分の気持ちに正直に生きているので魅力的に映ります。好きなことや自分が心地いいと感じること全般に「軸」があるので、迷うことなく判断をすることができます。

他人軸優位な人
自分の考えや気持ちを出せずに、他人の考えや行動を優先してしまう傾向がある人です。周りの雰囲気に左右されやすいので、一貫性がない考えや行動になりがちで、必要以上に周りの目を気にしたり、自分の言動を人がどう捉えたか不安になってしまうこともあります。

自分らしく生きたいと強く思うことが、自己研鑽の意識を高めることに繋がり、自分軸を持つことができます。そして、自分との違いを発見することができる為、物事に対する考えや意識をより深めることができます。

また、日常的な決断の場面にこだわりを持つことも重要です。ですので、食べ物や持ち物にも基本的にこだわりを持ち、それを記録に残す、なぜそのこだわりを持っているかをきちんと自分の中で明確にすることも自分軸を持つうえで大切なことかと思います。

継続的な知識習得・経験

「自分の考えを持っている人」は、メディアから得た知識をうのみにして「わかったつもり」になることはありません。「考える力」をつけるには、メディアでの情報をインプットするだけでなく、出てきたキーワードや背景知識を調べたり、「なぜこのようになったのだろう?」などと考えたり、「仮説」をノートや日記などに書き出してみるとよいと思います。

考える事の習慣化

継続的な知識習得・経験を繰り返すことで、「考える力」は高まると考えます。池上彰さんも、取り上げた出来事の原因・利害関係・情報源に着目して、疑問点を洗い出し、知らないことを調べることにより、「考える力」を深めているそうです。

単発的に、知識習得をするのではなくて、継続的にアウトプットし続けることがとても重要であり、それを仕組化し、習慣化することがポイントではないかと思います。このブログを開設した理由も考える事の習慣化にほかなりません。錆びついた頭や心を整理し、積極的な経験機会の創出に向けた足がかりにしたいという想いがあります。

言語化能力を高める

自分の考えや意見をイメージとして持つことができても、それを明確な言葉に変換できない人は、会議などの重要な場面で意見を求められたとき、うまく考えをまとめて発言することができません。その為、冷静な話し合いをすることができず、感情的な発言をしてしまうことがあるかもしれません。

ですので、自分の考えをキチンと言語化する能力もまた必要になるのではないでしょうか?

辞書には「体験が個別的・主観的」であるのに対し「経験は一般的・客観的」とあります。つまり、体験を客観的な視点で人が理解できるよう言語化できれば、より自分軸を明確な軸にすることができ、より自分の考え方を強固にすることができるかもしれません。

考え方のパターンを知る

「考える力」をつけるには、ディベートをたくさん経験することも一つの方法です。ディベートで必要な基本的思考方法は、ある課題に対して肯定・否定の両面から分析して問題解決しようとする思考方法です。

また、「考える力」をつけるには、「フェルミ推定」にチャレンジするのもよいと思います。フェルミ推定とは、正確な答えを出しにくい問題に対して、今持っている情報から仮説を構築し、前提条件を設定して、短時間で結論を出す手法です。繰り返し実施をすることで、物事に対する考え方の定番のパターンを経験することができるので、様々な議論の場で、自分の考えを生み出すことにつながるかもしれません。

また代表的なビジネスフレームをマスターし、自分の思考にしみこませることも大切と感じます。物事に対して、どのような立場やポイントでメリット・デメリットを整理するかで、より自分の考えを明確にすることができます。

代表的なビジネスフレーム
①ロジックツリー
様々な問題を分解の木として原因や解決法を考える方法
②マインドマップ
考えていることを脳内に近い形に描き出す方法
③SWOT分析
強み、弱み、機会、脅威の4つの項目で物事(自社)を整理する方法
④3C分析
市場・自社・競合の3つの項目で物事を整理する方法

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