ランチの後に、もの凄い眠気に襲われ、不覚にも職場でウトウト、営業車で爆睡。こんな経験ある方は、意外と多いかもしれません。この眠気は、仕事の能率を下げるだけでなく、場合によっては、社内の人事評価を下げてしまう要因にもなります。そして何より時間がもったいない!!こうした眠気は、昼食のとり方やちょっとした工夫である程度防ぐことが可能といわれています。眠気を防ぐ方法について解説します。
食後の眠気の原因
「ご飯を食べると眠くなるのは当たり前だ!」という漠然とした認識を持っている方が多いと思いますが、なぜ眠くなるかを掘り下げて具体的に知ることが大事です。具体的な対策につながりるのです。3つの原因をご確認ください。
一過性の過血糖
食後の急激な血糖上昇の反動で、一時的に低血糖になると眠くなります。「疲れやすい、朝なかなか起きられない、ボーっとしてしまう」な方で、昼間の眠気が強い場合は、一度、食生活を見直す必要があるかもしれません。
私たちの血糖値は、食後緩やかに上昇します。その後、インスリンというホルモンが正常に分泌され、2時間程度で通常血糖にもどります。しかし、こう言った調節機能がうまく働かなくなる、あるいは追いつかない状態になると食後過血糖を引き起こし、急激な眠気や倦怠感を生み出します。
自然のリズムによる眠気
われわれの体では、サーカディアンリズム(体内時計)が働いています。これにより、覚醒・睡眠のリズムが調整されています。14時頃に眠気が来ることは、ある意味健康の証拠といえるのです。
疲労・寝不足
慢性的な疲れや睡眠不足は、短期的には日中のだるさや眠気を生み、長期的には、認知症などの脳の機能障害や、免疫力の低下により風邪やガンなどの病気のリスクを上げると言われています。
忙しいと、睡眠時間を削りがちですが、活動と休養は表裏一体です。昼間の眠気が強い場合は、まずは夜の睡眠を見直してみましょう。
食後の眠気解消対策
食後の眠気と戦うためには、とにかく眠気に対して、ロジカルな対策パターンを準備しておき、強い意志を持って抗うことが大切です。下記の3つの対策を軸とし、眠気にマウントを取られないように工夫して生活してみましょう!
炭水化物の摂取方法を工夫
昼食後の強烈な眠気の大きな要因として、炭水化物摂取に起因する血糖値の乱高下があります。ですので、炭水化物をはじめ、血糖をあげてしまう食べ物はなるべく避けたほうが午後の集中力のためにはちょうどいいかもしれません。
- キーワード:糖質制限
- 炭水化物:米・パン・麺・イモ類は血糖値上昇
炭水化物+食物繊維は〇 - ランチ:悪い例 丼、ラーメン、菓子パン
良い例 定食、野菜、タンパク質(肉、魚、卵、豆類)
- ポイント:コース料理を食べるイメージ
- 順番:野菜・肉などから食べ、最後に炭水化物を摂取
- 効果:血糖値の上昇ゆるやかになる
短時間の昼寝をする
積極的な短時間の昼寝は健康に良いといわれます。ヨーロッパでは「シェスタ」として昼寝時間を重要視しています。ぐっすり寝てしまわないように気をつけながら、浅く眠ってみてください!
- アラームセット
起きる時間を決めて昼寝
携帯アプリなどでアラームをセット - コーヒーセット
ブラックコーヒーを飲んでから昼寝
※30〜60分後にカフェインの効果が出る
身体を動かす
洗顔、歯磨き、日光を浴びるなど、身体へ刺激を与えましょう。また簡単な筋トレ、ゆっくりスクワット、首や肩・肩甲骨のストレッチも効果的です。
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